6月29日、2026年国際発生・比較免疫学会議(2026 Congress of International Society for Developmental and Comparative Immunology:ISDCI 2026)が大連で開幕した。アメリカ、スウェーデン、イギリス、カナダ、イタリア、オランダなど10を超える国・地域および中国の大学・研究機関から、500人を超える研究者や若手研究者が参加した。
国際発生・比較免疫学会(ISDCI)のGeert F. Wiegertjes会長はあいさつで、「1976年の学会設立以来、中国で会議を開催するのは今回が初めてであり、中国の研究者が発生・比較免疫学分野で急速に存在感を高め、優れた成果を上げていることを示すものだ」と述べ、今後の国際協力のさらなる深化に期待を示した。
現在、世界の海洋水産資源は、気候変動、疾病の多発、生態系の劣化など複数の課題に直面している。水生生物の免疫防御機構を深く理解することは、発生・比較免疫学の基礎研究として重要であるだけでなく、水産養殖のグリーン化や海洋生物資源の持続可能な利用を実現するうえでも不可欠な基盤となる。
大連海洋大学は、中国北部で唯一、海洋・水産分野を特色とする総合大学である。近年は、水生動物免疫学、魚類ワクチンの開発、貝類疾病の環境配慮型防除などの分野で数多くの代表的研究成果を挙げており、「植物・動物科学」と「環境科学・生態学」の2分野がESI世界ランキング上位1%に入っている。