瀋陽税関の統計によると、今年第1四半期の遼寧省の輸出入総額は1934.8億元で、同期として過去最高を更新し、前年同期比4.5%増加した。このうち輸出は1042.2億元で、第1四半期として初めて1000億元の大台を突破し、9.6%増加した。
データそのもの以上に注目すべきは構造の変化である。
輸出の新たな原動力が明らかに発揮されている。第1四半期、全省の機械・電気製品の輸出は573.7億元に達し、27.1%増加。輸出総額の55%を占めた。内訳をみると、船舶の輸出は135.2億元で146%増、電子部品は75.8億元で65.5%増、自動車は25.5億元で約7割増、集積回路は65.8億元で78.2%増となった。これらの高付加価値製品が、遼寧の輸出成長を牽引する主力となっている。
民営企業の役割も一段と際立っている。第1四半期、全省の民営企業による輸出入は1056.7億元で、7.4%増加。全省の対外貿易総額に占める割合は54.6%で、前年同期比1.5ポイント上昇した。外国投資企業の輸出入は592.1億元で、3%増加した。事業主体の活力が持続的に放出され、対外貿易の安定成長をしっかりと支えている。
従来市場を深耕する一方、遼寧企業は新興市場の開拓を加速している。ASEANは引き続き最大の貿易相手国であり、輸出入は416.9億元で71.3%増加した。ラテンアメリカ、アフリカなどの新興市場向け輸出入はそれぞれ13.8%、81.5%増加した。「一帯一路」共同建設国やRCEP加盟国向け輸出入はそれぞれ13.3%、26.6%増加し、多元化した市場構造がさらに強化された。
輸入面でも見逃せない好材料がある。第1四半期、自動車部品の輸入は61.6億元で21.1%増、農産物の輸入は95.5億元で13.8%増加した。