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遼寧の古い街並み、地方観光客の「必訪リスト」に
ソース:愛遼寧
2026-04-10

 もしあなたが遼寧への旅行を計画しているなら、SNSや旅行アプリを開くと面白い現象に気づくだろう。瀋陽や大連はもちろん、丹東や盤錦に至るまで、歴史ある街並みがほとんど例外なく「必訪リスト」に挙げられている。

 先ごろ閉幕した遼寧省「九九消費季」活動において、丹東の安東老街は濃厚な民俗的雰囲気と強い集客効果で、全省で最も人気のあるフォトスポットに選ばれた。活動期間中、安東老街の1日あたりの来街者数は延べ3万人を突破し、前年同期比40%以上増加した。今は春爛漫、瀋陽の八経街や中街、大連の東関街、盤錦の遼河口老街などが、観光客のカメラに収まる常連となっている。これらの都市の記憶を宿す古い街並みには、いったいどんな魅力があり、遠方からの観光客を惹きつけるのだろうか。

 古い街並みに宿る新たな趣

 歴史に「語らせる」こと——これが古い街が観光客を惹きつける最初の関門だ。画一的な都市の中で、観光客は地元の人々のリアルな生活の痕跡を見て、その生活様式を体験したがっている。古い街の石畳や老建築、住民の日常は、まさに「生きている」歴史感を提供し、観光地を超えた深い体験をもたらす。

 春の午後、陽光が瀋陽市和平区の八経街両側の古い建築物に降り注ぐ中、河南省鄭州からの観光客、崔瑶さんはスマホを手に、「旧遼博」前の「八鴿」彫刻の前で角度を変えながら写真を撮っていた。「雰囲気がとても良いです。古い建築の隣にあるかわいい彫刻が全然違和感なく、歴史の重みと若々しい活力をうまく調和させています」と彼女は笑顔で語る。彫刻の撮影を終えた崔さんは、コーヒーの香りをたどって「英国匯豐銀行奉天支店旧跡」へと足を運ぶ。レトロな欧風の列柱の間には、洗練されたコーヒーバーと柔らかな照明が現代的な温もりを添えている。「百年の歴史ある建築の中でコーヒーを飲むのはとても特別で、歴史と対話しているような気分です」と彼女は言う。

 「鍵は『古』と『新』の融合です」と、瀋陽市和平区都市建設局の楊華氏は説明する。修繕は取り壊して新しく建てることではなく、文脈の継承と街並みの維持を両立させ、交通、インフラ、景観、文化の質を全方位的に高めることで、古い街の見た目と内面の両方を向上させるのだという。

 八経コーヒー横丁は、コーヒー店の運営と建築の歴史文化を深く融合させた特徴ある古い街である。近年、都市再生と特色ある街並み整備を経て、178軒のコーヒー店が生まれ、歴史的趣と生活感あふれる賑わいが融合した、全国でも唯一のコーヒー文化街区へと成長した。現在、八経コーヒー横丁の年間観光客数は延べ200万人に達し、地方からの観光客が3分の1以上を占め、年間売上高は2億元を突破している。

 歴史に「語らせる」のは瀋陽だけではない。大連の東関街では、山西省出身の女性、喬蕾さんのスマホのアルバムは朝の光でいっぱいだ。「私の故郷の古い街の建築は中国伝統の趣が豊かですが、東関街の建築には多様な風情が息づいています。中国式の庭園とロシア式、日本式の建築が同じ街区内に融合していて、とても見どころがあります」と喬さんは話す。「このアングルで撮った写真、中国式の中庭の赤い外壁に彫刻の施された門構え、映画のワンシーンのようです」

 「時の修復」を経た大連東関街の歴史的建築群には、13件の移動できない文化財建築、37件の歴史的建造物、109件の伝統的様式建築が含まれ、街、路地、中庭、広場の24のグループと24の中庭が設けられている。独自の「東関十景」、緑陰に覆われた空間、思い出の電停……古と現代、西洋建築の要素と中国式の囲まれた中庭が完璧に調和し、タイムスリップ感あふれる街並みと文化的深みが、ここをSNSでのおすすめ指数第一位に押し上げている。

 古い品々に込められた新しさ

 伝統的な無形文化遺産はただ飾るだけのもの?遼寧の古い街は「ノー」と答える。

 丹東の安東老街2階では、ひょうたんの焼き絵職人、赫栄彬氏が「革新実験」に取り組んでいる。伝統的な焼き絵に彫刻の技法を加え、アクリル絵の具で色を鮮やかにすることで、作品の保存性を高め、色彩をより豊かにしている。彼の屋台には、伝統的な十二支に加え、「事事如意」「悩みなし」といった現代的な言葉を添えた小さなひょうたんも並ぶ。

 「若い女性が一度に9個も買っていきました。補充に1週間かかりましたよ」と赫氏は笑顔で語る。「広東や台湾のお客様も買っていかれました。シンガポールからのお客様もいらっしゃいましたよ」

 遠方からの来訪を促すのは第一歩。再訪してもらい、人に勧めてもらうことが長期的な成功の鍵となる。遼寧の古い街は、伝統とテクノロジーの衝突、無形文化遺産とトレンドの融合を通じて、新たな雰囲気を「育てている」。

 瀋陽方城中街のそばにある東北初のXR大空間プロジェクト「秦潮覚醒」は、極めて未来的な遊び方を提供している。「装置を装着した瞬間、時空を超えて秦の始皇帝陵の地下宮殿にいるかのような感覚に陥りました」と観光客の陳煊さんは、友達と早くから集まって待っていたという。1000平方メートルのスマート体験空間では、ミリメートル単位の位置情報システムにより、百人規模のインタラクションがスムーズに行える。陳さんたちは「地下宮殿の謎」にチームで挑戦し、終わった後は「秦潮市集」で関連グッズを購入した。

 「古い街には味わいがあります。景色だけでなく、グルメもまた古い街の『魂』です」と、北京から来た王思思さんと友人の大連旅行リストでは、白インゲンとシジミの打ち込み麺や伝統的な菓子などはすでにチェックを済ませ、次に待つのは「海腸(ユムシ)の炊き込みご飯」だ。

 「北京には種類もブランドも多いので、正直大連の伝統的な菓子には期待していませんでした。でも来てみると嬉しい驚きです。大連らしい味がします」と、東関街の無形文化遺産老舗「沢恵園」菓子店で、王さんは一度に何種類も購入した。「店員さんが、槐(エンジュ)の花の餅は大連を代表する土産で、ウニの形をした饅頭は大連の海の味がすると教えてくれました。食べてみましたが、どれも美味しいです。家族にも送ってあげようと思います」

 盤錦市大窪区にある田庄台鎮は、600年以上の歴史を持つとされ、田庄台古街はここに位置する。1600メートル余りのこの古い街には、老胡家焼き鳥、劉家菓子、宝発祥月餅など、遼寧の老舗や省級無形文化遺産が軒を連ねる。地元では27の特色ある小吃店を集約している。劉家菓子店の継承者、劉成氏は「古い街の改修後、点在していた店がひとつにつながりました。多くの若者が民族衣装を着て写真を撮りに来て、古い菓子や伝統的なお八つ、月餅が彼らの手の中の小道具になっています」と語る。

 遼寧の古い街は、歴史地区の改修が「どこも同じ」になることを避けるため、絶えず努力を重ねている。無形文化遺産に「語らせる」のはショーウィンドウではなく、体験でき、持ち帰れ、共有できる生きた継承であること。テクノロジーを介入させるのは技術の誇示ではなく、地域文化と深く結びついた物語の革新であること。グルメを地域の特色と融合させ、観光客が手軽に「一口で」その土地の味を楽しめるようにすること。

 古き良き時代に浸る心地よいひととき

 古い街の究極の魅力は、誰もが憧れるゆったりとした生活を内包していることだ。速いリズムの生活に追われる人々は、日常のストレスからの一時的な逃避先として、古い街のゆったりとした落ち着いた雰囲気を求めている。

 北京のIT業界従事者、郭濤さんは瀋陽八経街のコーヒー店の籐椅子に座り、目線は近くのポケットパークで将棋を指す地元のお年寄りを追っていた。「北京ではコーヒーを飲みながらも微信を返しています。ここでは、お年寄りが一局指し終えるのをぼんやりと見ていられて、何も考えなくていいんです」

 他の人気スポットとは異なり、八経コーヒー横丁は強い「コミュニティ」としての性質を保っている。コーヒー店は住宅に隣接し、わざとらしい商業的な演出はない。郭さんはコーヒー店の中に座りながら、上の階の住まいのキッチンから聞こえるへらの軽やかな音をはっきりと聞くことができる。コーヒー店のオーナーは気さくに世間話をし、全くよそよそしさを感じさせない。「観光客というより、一時的に住んでいる人のような感覚です」

 今年の春節期間中、若者たちの新年の儀式感をより高めるため、八経コーヒー横丁は「巷暖かくコーヒー香る、団欒の瀋陽」というイベントを開始した。「軽いチェックイン、深い交流」という設計により、若者たちが足を止めて横丁の魅力を感じられるようにした。郭濤さんのように、速いリズムに追われる地方からの観光客も、喧騒の中で心と体を落ち着ける場所を見つけている。

 大連の南山風情街のカフェで、四川省出身の李璐さんは窓際の席を見つけて座った。手の中の陶器のカップは温かく、コーヒーの芳醇な香りが広がる。窓の外には趣のある様々な旧洋館が立ち並び、隣の席では金髪碧眼の外国人バックパッカーが地図を広げて静かに会話している。「古い街では自然とペースが遅くなります。このリラックス感は本当に貴重です」と李さんは言う。古い建築は都市の過去を物語る一方、そこに溶け込む新しいお店や、行き交う他所からの観光客、外国人観光客が、ここに生き生きとした現代の活力をもたらし、開放的で包容力のある多元的な都市文化を生み出している。これがとても心に響くという。

 このリラックス感を持続させるため、大連は「一街一特色、一街一味わい」を掲げ、古い街の歴史的な味わい、文化的な味わい、地域的な味わい、生活的な味わいを深く掘り起こしている。

 盤錦の広厦芸術街、百年福街、遼河口老街は、様々な手法で新たな業態を創り出し、盤錦の葦絵などの無形文化遺産工房を導入し、葦絵制作、玉石研磨、色彩療育などの没入型体験プログラムを提供している。これらは多くのおしゃれな若者を惹きつけている。ユニークな体験は多くの人によってネットで発信され、周辺都市からの来訪者も増えている。

 古い街は、慌ただしい生活に安らぎの場を提供してくれる。東北財経大学文旅産業革新発展研究院の院長、韻江氏は次のように述べている。「古い街の再生の本質は、伝統的な空間と現代的な文化を重ね合わせることで、新たなシーン、新たな業態、新たなモデルを生み出し、文化的発信を単一的から多元的へと変えることにある。現在の観光客は体験性、儀式感、地元の生活感をより重視しており、消費の中心は『モノを買う』ことから『体験を買う』ことへと移行している。訪問者と地元住民が共に楽しめることがトレンドとなっている。今後の発展には、『古いものを古いままに修理するが、古臭くはしないこと、新しいトレンドを取り入れてもその根幹は失わないこと、訪問者と住民が共に楽しめるが混雑しすぎないこと』という三つの原則を守る必要がある。そうすることで、古い街は画一的な観光地のコピーに陥らず、都市の生活型文化の発信源となり得るのだ」

 地方観光客が遼寧の古い街を好むのは、まさに歴史的保護と現代生活の有機的な融合という核心的な魅力を裏付けている。古い街は単なる「応接間」ではなく、没入でき、継承できるライフスタイルなのである。

遼寧省への旅、視野の広がり
国の美しさ・省の豊かな文化をアピール