3月21日午前、瀋陽体育学院のサッカー場には冷たい風が吹きつけ、気温は氷点下近くまで下がる中、「東北超」瀋陽チームの選手選抜実戦形式のテストマッチが予定通りキックオフした。グラウンドでは絶え間なくホイッスルが鳴り響き、選手たちが縦横無尽に駆け回る。ピッチサイドではコーチングスタッフが選手の動きを鋭く見極め、データを記録。観客はコートをぎゅっと引き寄せながら熱い声援を送る。
今回の選抜は、「東北超」瀋陽チームの高明琪ヘッドコーチとコーチングスタッフが責任を持ち、参加選手の瞬発力、足元の技術、体力、そしてチームプレーへの意識を総合的に評価した。フィールドの選手たちはそれぞれの持ち味を存分に発揮し、スライディングタックル、クロスボール、シュート……攻守を繰り返すたびに、会場からは大きな歓声が沸き起こる。
39歳の民宿経営者、王林選手はフィールド上で最年長の選手だ。「『東北超』は、年を取っても現役にこだわる“少年”たちにチャンスを与えてくれました。故郷を代表して『東北超』に出場できれば、これ以上の名誉はありません」王林選手は額の汗を拭いながら、笑顔でそう語った。
30歳の趙蕊選手の本業はリハビリトレーナー。サイドバックとして、落ち着いたポジショニングと走りを見せるだけでなく、専門的なスポーツリハビリの知識を活かし、ピッチ上でチームメイトにストレッチやコンディショニングのアドバイスを送る。「僕はこの中で唯一のリハビリトレーナーです。もし代表に選ばれなくても構いません。なぜなら、瀋陽チームのトレーナーになれるから。しかも、トレーナーとしては絶対的な強みがあります。30メートル走を4秒3で走れるので、もし選手が負傷したら、誰よりも早く駆け寄って、抱えてピッチの外に運び出せますからね」彼はそう笑って話した。
インタビューに応じた高明琪ヘッドコーチは次のように語る。「今回のテストマッチは、グループに分かれて対戦し、クロス方式で競い合う形式を取りました。一般の社会人選手、体育学院の学生、ユース出身の選手たちが同じ舞台で競い、互いに刺激を受け合いました。コーチングスタッフは選手たちを多角的に評価し、そのパフォーマンスを詳細に記録。その結果、チーム編成の大まかな枠組みが見えてきました。『東北超』開幕まで日が迫る中、コーチングスタッフは、確定した選手名簿をもとに、練習計画やウォーミングアップ、様々なシチュエーションへの対応策をさらに練り上げ、着実に準備を進めてまいります。そして、素晴らしい精神状態と高い競技力で、『東北超』の舞台に立つ所存です」
冷たい風の中を駆け抜ける選手たち、汗で濡れたユニフォーム、心からの叫び声。それらすべてが、瀋陽チーム選抜戦の感動的な光景を形作っている。選抜が終盤に差し掛かる中、瀋陽チームの陣容はまもなく決定する。サッカーを愛し、故郷に熱い想いを抱くチームが、いままさに形になろうとしている。