このほど、第17回中国民間文芸「山花賞」の受賞作が正式に発表された。中国民間文芸分野における最高栄誉である同賞は、今回は全国でわずか8作品のみが優秀民間工芸美術作品賞を授与された。数多くの応募作品の中から、岫岩玉彫刻の無形文化遺産代表性継承者であり、中国玉石彫刻大師の唐帥氏が創作した『水生世界』シリーズ玉彫刻が見事、この栄誉に輝いた。
3年6ヶ月をかけて丹念に磨き上げられたこの6点の作品は、岫岩玉の氷種(透明度の高い素材)を媒体とし、敦煌の飛天の優美で流動的な意境を抽出。東方の玉石彫刻における線の芸術を新たな高みへと押し上げている。
『水生世界』の成功により、伝統的な玉石のカテゴリーである岫岩玉が、より多くの注目を集めることとなった。中国四大名玉の一つである岫岩玉は、長い採掘と彫刻の歴史を持ち、地元では2000以上の工場、3000以上の販売業者を含む完全な産業生態系が形成されている。生産額は550億元に達し、従事者は約10万人に及ぶ。
唐帥氏によれば、玉彫刻芸術の発展は人材育成と切り離せないという。氏は個人の美術館を核とした展示・教育実践拠点を構築し、東北地域において規模の大きな岫岩玉彫刻芸術の展示と教育の場を築いた。年間100人以上の大学生を受け入れ、業界に専門人材を持続的に送り出している。同時に、併設する「中華玉文化伝承基地」には26の玉彫刻スタジオが集積し、完全な産業チェーンを形成。展覧会の開催や交流活動を通じて、若い玉彫刻作家が才能を発揮する舞台を提供し、業界の人材育成システムの構築を支援している。