このほど、日本広島県観光業界視察団15名が大連を訪問し、4日間にわたる視察を行った。団体には広島の主要旅行会社や空港、航空会社代表者が含まれている。
視察団は金石灘国家観光リゾート地、聖亜海洋世界、大連森林動物園のパンダ館など、特色ある文化観光プロジェクトを訪れ、文化と観光の融合の新たな成果を体感した。空港の外国人向け「ワンストップ」サービスセンター、中免グループ市内免税店などの対外サービス施設も視察し、大連の入境観光サービスの専門性と利便性を確認した。
広島空港の小林和俊副社長は大連の文化観光資源と受入能力を高く評価し、「大連の都市景観と観光スポットは非常に魅力的である」と率直に述べた。さらに中国国際航空に対し広島-大連間の増便を要請し、両地域の観光・ビジネス往来の航空輸送力の強化を提案した。同時に広島空港としても全面的に協力し、サービスプロセスを最適化して両地域の観光客の利便性向上を図ることを約束した。
「大連-広島観光業界交流座談会」では、両地域の旅行会社が観光ルート開発、共同市場プロモーション、旅客相互連携などの課題について議論した。大連側は広島観光客のニーズに基づき特色あるツアー商品の設計の考え方を共有した。広島側は現地観光客の消費傾向と嗜好に基づき、特色あるグルメ体験の追加や文化インタラクション充実化などの提案を行った。