中国国務院が最近承認した『瀋陽市国土空間総合計画(2021-2035年)』では、瀋陽市は遼寧省の省都、北東アジアの国際化中心都市、国家歴史文化名城、そして国際的な総合交通ハブ都市として位置付けられている。そのうち、「北東アジアの国際化中心都市」の国際的な都市としての位置付けが、今まで瀋陽の総合計画において初めて承認され、これは国家が瀋陽に与えた新たな使命であり、重要な意義を持っている。
計画では、瀋陽が製造業の基盤と科学技術革新の強みを活かし、現代サービス業のさらなる発展を促進し、中心市街地の中核機能を強化することが明確に示されている。これらの施策により、瀋陽は地方経済の質の高い発展を推進するとともに、中国国内のみならず国際的な経済構造においても一層重要な役割を果たすことが期待されている。
承認通知にはまた、瀋陽が周辺都市との協力を強化し、東部沿海地域や北京・天津・河北地域との連携を深め、機能補完の国土空間開発格局を形成することが求められている。地域の協調発展を促進し、瀋陽が東北振興戦略におけるリーダーシップを高めることを目指している。
今回の計画が承認されたことで、瀋陽の将来の発展に向けた道筋と位置付けがより明確になっている。新たな開放と発展の機会を迎え、瀋陽は積極的な姿勢と実務的な取り組みを通じて、都市の国際化レベルを絶えず引き上げ、地域経済の繁栄を促進していくだろう。