初冬の早朝、遼河口の朝日が昇る。双眼鏡を覗くと、黄金色の光を浴びたゴマアザラシの群れが、浅瀬をのんびりと這い、時折あくびをしながら、頭を上げて辺りを見回し、静かな時間を楽しんでいるのが見える。 近年、遼河口水域は環境保護を続けており、毎年遼河口水域に回遊してくるマダラアザラシの数は増加傾向にあり、2021年には181頭、2022年には253頭、2023年には春だけで302頭が観察された。今年の冬から来年の春にかけてはさらに増えると予想されている。
遼寧省への旅、視野の広がり 国の美しさ・省の豊かな文化をアピール